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坐骨神経痛の鍼治療  

 坐骨神経は、腰から足の先までを走る体の中の一番長い神経です。その神経が何らかの刺激を受けると、腰又は足全体に痛みが生じ、痺れと知覚異常が起きてしまいます。
 坐骨神経に刺激を与える主な要因は、腰椎と椎間板の変形や損傷による圧迫であり、その圧迫は腰椎の2,3番の間にあれば足の前側に異常が現れ、4、5番の間にあれば、足の後側に異常を感じられます。
 従いまして、坐骨神経痛の治療で最も大事なのは、神経の圧迫を取り除くことです。症状が割りあい軽い場合は、十分腰の筋肉を解してから、ソフトな骨盤矯正を行います。慢性化して、狭窄症、ヘルニアを伴う重症の場合は、腰に鍼を打ち、温灸(当院独自に開発した温心灸という温灸箱)を施し、それから骨盤矯正をします。足の痺れが強い場合は、坐骨神経に軽い電気鍼を掛ければ、大体は治まります。
 なお坐骨神経痛を患っていらっしゃる方々は、日頃腰部の保温と労作による腰部負担の回避に心掛けるようにしてください!                        
                                           上野鍼灸院ー永康
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張 玉明

Author:張 玉明
元上海中医薬大学

国際鍼灸研修センター教師

1988年来日

東京国際鍼灸専門学校卒"

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